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仙台短篇映画祭2011 9月17日(土)-19日(月・祝)
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真利子哲也監督「イエローキッド」
現在、フォーラム仙台にて公開中の映画「イエローキッド」。

愛読する某映画雑誌に昨年の暮れに、こう紹介されています。

「早くも鬼才と呼ばれる新人の大いなる挑戦」
(前略)・・・質的な注目に値すると思ったのは
真利子哲也監督の長編デビュー作「イエローキッド」である(森直人氏の言葉)。


予告編、チラシ、パンフレットではかの有名な黒沢清監督より賛美を賜ります。
「ポン・ジュノ監督の映画を初めて見たときのように、動揺した」

それを聞いて「イエローキッド」の主役・遠藤要と「ほえる犬は噛まない」のペ・ドゥナの
フード姿が被ったなどいう私の浅はかな主観とは間違いなく全く異なる次元での慧眼です。


真利子哲也監督。1981年東京生まれ。2001年に短篇作品「ほぞ」を製作。
その後、短篇作品の製作を続け、国内外の映画祭で招待・受賞を重ね、
2007年に東京芸術大学大学院映像研究科に入学するまでの間、
仙台短篇映画祭とは上映・来場ともに厚い関わりがありました。
なお、資料によれば2003年は仙台を含む他の映画祭でも最初の受賞を獲得した年です。


<真利子哲也監督と仙台短篇映画祭の年表>
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2003年 「極東のマンション」仙台短篇映画祭コンペティションにおいてグランプリ
     審査員は青山真治(映画監督)、阿部和重(作家)、佐内正史(写真家)
2004年 「マリコ三十騎」上映
2005年 「ドンドゥルドン」上映・来場
2007年 「ほぞ」「極東のマンション」「マリコ三十騎」「車のない生活」上映・来場
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現在も短篇映画祭では真利子監督の話題は尽きず、愛されているのがよく分かります。

かくいう私は上記の時代の真利子監督を存じ上げません。
そして、4月24日。仙台での「イエローキッド」上映初日。
作品の鑑賞と舞台挨拶を観て、改めて前日の凱旋祝いを振返り、私は唸る。
大変恐縮しながらも正直に印象を書きましょう。

テレビで一ヶ月程前に見た監督の印象は「わりとすっきり」。
23日、実際に会った時に感じた第一印象は「想像よりもさらに普通の青年」。

では、その普通の青年のどこにこれほど人を惹きつける作品を作る力があるのか?
昨夜私たちと食事を共にしてくれたあの青年は本当に真利子哲也監督だったのか?
恥ずかしそうに申し訳なさそうに、不躾な私にサインをくれたことは幻か?
ああしかし、力強く放たれた言葉の一つ一つを思い起こせば、
それは紛れも無く鋭い覇気に満ちた若き監督の言葉だったはず。

若干28歳。比べる意味は全くないけど、私より3歳若い。
作品そのものが重厚的であるように、私の中での監督の印象もより複雑化します。
そして、パンフに「『いい顔つき』の青年だ。」と書かれていることが、
次第に説得力を持ってあの日の横顔と共に蘇り、畏怖を感じると共に、
イエローキッドの如き牙がいつ垣間見えるかと興味は深まり、作品と共に惹かれてやまないのです。


東京藝術大学大学院卒業制作作品「イエローキッド」。
既にバンクーバー、ロッテルダム、香港の各映画祭で上映。
仙台の上映は僅か一週間、4月30日(金)まで。見逃さないでください!

P4233229_SP0001.jpg

凱旋祝いにて、私たちと真利子監督。
監督、これからも応援しています!

(TH)
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