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仙台短篇映画祭2011 9月17日(土)-19日(月・祝)
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連載12~まーみーや!
私は、「間宮兄弟」を、「森田芳光監督作品」として以上に「江國香織原作映画」として観た。
江國作品は、意外?にも、これまで何度も映画化されている。初期の「きらきらひかる(松岡錠治監督)」「落下する夕方(合津直枝監督)」は、原作も映画も好きな作品だ。でも、最近の映画化に関しては…もやもやが残った。大作、話題作!という不似合いな扱いにも、ストーリー展開にも。
江國さんは、揺るがない絶望を描く点にすぐれている、と思う。それなのに、近作二本は、原作を覆すようなハッピーエンドにもっていってしまった(そんな結末を、「それで終わるはずはない」と覆返した山下達郎さんの歌が、せめてもの救いだった)。そのような幕切れに、私は(若干の偏見をもって)「男性(監督)にとっての理想(幻想)の女性像」を感じ、原作との違和感は致し方なし…とため息をついたのだが。
「間宮兄弟」には、初期の映画に立ち返ったような軽やかさがある。豪華なキャストにおぼれていない。あえて不満を(探して)言えば、近作とは逆に「(しょせん、大抵の)女はこうしたもの」という割り切りが強すぎるようにも感じた。魅力的な女性とそうでない(原作以上に魅力低下させられた)女性のひらきが気になった。

閑話休題。
森田作品、としていうと。森田監督はなんといっても「家族ゲーム」が有名だけれど、私がいちばん好きなのは「(ハル)」だ。ぎくしゃくとしながらみずみずしいコミュニケーションの描き方が印象深かった。その「(ハル)」で、深津絵里演じる臆病な姉とは対照的に、奔放な妹を演じた戸田菜穂が「間宮兄弟」に再登場。その役どころの変化に、時の流れを感じた。
「間宮兄弟」には、「(ハル)」に連なる、爽かやで軽やかな空気が満ちている。

cma
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コメント
この記事へのコメント
まだ「間宮兄弟」は観てないのですが、
cmaさんのテキストを読んで、なんだか観たくなってきました。うずうず。

森田監督作品はいくつか観ているのですが、
特に食事シーンが好きです。
「家族ゲーム」のヨコ1列夕食や、「刑法第39条」の母娘の晩ごはんなど、観ていて怖さや恐ろしさを感じたことを思い出します。

ごとう
2006/07/04(火) 23:45:17 | URL | #-[ 編集]
「落下する夕方」(原作)、「きらきらひかる」(映画)、好きな作品です。誰もが感じることがあるであろう感情の狭間で、江國さんのあっさりとした言葉のマジックに揺らめかされる、そんな心地良さがあると思う。
2006/07/05(水) 22:16:12 | URL | jun #-[ 編集]
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