shortpiece!blog
仙台短篇映画祭2011 9月17日(土)-19日(月・祝)
201707<<12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>201709
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/--(--) --:--:--| スポンサー広告| トラックバック(-) コメント(-)
あんときの映画館
昔、作家・森村誠一が著作「新・人間の証明」の中で
ポップコーンを寂しい意味の形容で使用したことがありましたが、
(詳しい内容は上記の作品を読まれたし。)
映画館のポップコーンは賑わいと楽しみのアイテムです。
ポップコーン

私が人生で食べるポップコーンのうち、90%は映画館で食べていると思います。
そのくらい、映画館以外ではポップコーンを食べることはない・・・
ではなくて、映画館とポップコーンは密接な関係にあります。


そもそもポップコーンはどうして映画館で売られてるのか?
その理由と歴史を調べると面白いことが・・・と思いきや、
そんなにたいした話は出てきませんでした。
1930年代頃のアメリカで映画館の傍で売られていたこの食べ物に、
映画関係者が目をつけて館内に取り込んだものとのこと。

以降、食べやすい・調理しやすい・コストが安い、
はたまた、スクリーンに放り投げても安全、
という理由で今日まで長らく定着しているそうです。

うーん、もっと「なるほど!」というエピソードがないものでしょうか。
ホットドックやナゲット、チョトリスやポテト等等、
並居るサイドメニューをぶっちぎっての定番だというのに。
アメリカならばともかく、日本でも生き残るというのは余程のものです。


浅田次郎原作、宮沢りえ・加瀬亮主演の2007年の映画
「オリオン座からの招待状」では舞台となる旧き映画館・オリオン座にて、
カウンターで駄菓子やパンを売っている様子が描かれています。
昔の映画館では飲食物に関してはわりと自由なものが売られており、
スルメや日本酒なども併設の売店で売られていたか持込可能だったと思います。
かつて仙台駅前地下にあった某劇場では、焼きソバを食べていた光景も見ました。

シネコンでは劇場販売以外の飲食物を持ち込めなくなりましたが、
そういうシステムはミニシアター系映画館から始まったらしく、
座席指定制もそこから始まった言われています。
片桐はいりのエッセイ「もぎりよ今夜も有難う」によれば、
それまで自由席制文化だった身からすれば、
"お行儀良すぎて"最初は落着かなかったとのこと。


昔の映画館は場内が明るくなると食べかすやらなんやらが辺りに散乱。
丁度この春の時期、ドラえもんの上映期間に劇場に入ろうものならば、
床に散らばったポップコーンを「メリッ」と踏み付けるのは当たり前、
運が悪ければ暗闇の中で、靴裏に「ベリッ」という粘着質の感触があり、
「ああ、こいつはこぼれたコーラの乾きかけだな」と自分を呪うことに。
活気から明ければ賑わいの夢の跡、と言わんばかりに。

今ではシネコンのシアター内部は綺麗になったもので
上映が終了すると係員が速やかに掃除に来ます。
カップホルダーが座席ごとにつき、トレイが用意され快適な環境・・・。


最近ではイギリスの方で、ポップコーン飲食禁止という映画館もあるとのこと。
食べるときの騒音、香り、こぼしたときの汚れが鑑賞の妨げになるとの理由。
メディアテーク7Fのシアター内ももちろん飲食禁止です。


ムービックス館内に漂うキャラメルポップコーンの香りに包まれると、
心地よいと同時に映画館に来ているな~、という気分になります。
キャラメル味が市民権を得たのもシネコン。昔は塩味だけ。
コンソメ、ブラックペッパー、カレーetc・・・みんな新参者。


さすがにしんみりした作品でポップコーンは食べる気分にはなりませんが、
アクションやSF、ホラー映画では存分に食べてきます。
可笑しいところで皆で笑って、皆でわいわい食べて、
そういう盛り場的な側面も映画鑑賞の楽しみだったものです。


(TH)
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
copyright © 2004 Powered By FC2 allrights reserved
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。