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仙台短篇映画祭2011 9月17日(土)-19日(月・祝)
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新しい才能よりその1 「くらげくん」
あなたは小さい頃に転校などで
別れ別れになったままの友達はいるだろうか。

子供の頃の引越しというのは大人の尺度で考えるよりもずっと大事だ。
現在、メールや携帯電話で連絡を取ろうと思うのは小学生でも可能だが、
物理的に空間を繋げることはやはり困難で、異世界への旅立ちではなかろうか。

小学生の頃など、クラス替えで隣のクラスに移っただけで、
パタリと話すことが無くなり疎遠になることはざら。
とにかく子供の生きる世界は大人のそれより狭く、
近接距離で一緒にいる時間をなにより大事に思ってしまう。

だから子供の頃の大事な友達との別離は永遠の別れを含んでいる。


片岡翔監督の「くらげくん」は2人の少年の物語。


引っ越して行く少年くらげくんは、残る方の少年を大事に想っている。
永久に会えなくなることを感じ取り、二人の間を繋ぎ止めるため
"あること"を提案し、二人は電車で遠くへ行く。

昨今、異性同性の関係は多様に変化しつつあるけれども、
ここで描かれる二人の少年の関係が新しい関係であるかは微妙だ。
もともと男女の区別が自分の中ではっきりしない幼い頃は、
同性同士でも好きとか将来結婚すると言ったりもする。
記憶には無いけど、遥か幼き頃に私もそんなことを言ったらしい。


そんな風に、永遠の別れの可能性に幼いときの感情の機微を重ね、
片田舎の道端、揺れる電車、岩肌の海岸、夕暮れ黄昏どき、表情など、
多彩な貌を見せる者たちが寂しくもやわらかく海からの音の様に心を揺さぶっていく。


離れ離れになった人、会わなくなった友達、
いろいろな人を思い出してみて。
一寸のファンタジーが、あの頃から今までを思い出させてくれる。


(TH)
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