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仙台短篇映画祭2011 9月17日(土)-19日(月・祝)
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ジャック・ロジエの見たゴダール、バルドー、そして
20日11:30からのプログラムG「ジャック・ロジエのヴァカンスin仙台」の中に、
「パパラッツィ」「バルドー/ゴダール」の2作品があります。


この2本はフランス映画界の巨匠(どのような形容が最適かは悩む)
ジャン・リュック・ゴダールの1963年作品「軽蔑」の
撮影現場の取材で構成されたドキュメンタリーです

だから当然、「パパラッツィ」「バルドー/ゴダール」には、
ゴダールと主演のブリジット・バルドーが出演しています。


「軽蔑」は女優と脚本家の夫婦が仕事と夫婦生活の中で、
すれ違いすれ違いを続け、やがて悲劇的な結末を迎える。
アルベルト・モラヴィアの同名小説が原作となっているが、
ゴダールはこれに当時の妻でアンナ・カリーナとの
苦悩の関係を重ねあわせて描いたと言う。
映画の中の夫婦の妻役を演じるのが、バルドー。

アンナ・カリーナはゴダールの1960年「小さな兵隊」以降、
1961年に二人が結婚し、1967年の「愛すべき女・女たち」の一篇、
「未来展望」に出演するまで多くのゴダール作品に刻まれた、
僕がイメージするゴダールの最高のミューズでした。(離婚時期については1964年。)
しかし、ともに映画の世界を歩もうとも、ともに生きるには相容れなかった。
アンナの結婚末期はボロボロだったとも聞く。


アンナもブリジット・バルドーもモデルのような出身ですが、
アンナが黒髪で細身でシャープな顔立ちにくるっとした目に対し(主観)、
バルドーはブルネットの肉感的女優でモンローかバルドーかと言われた、
その見た目には対照的な二人とも言えましょう。
ネットで二人の画像を検索してみれば一目瞭然。
(バルドーの口調は、一人称を「あたい~」と呼ぶようなものだったという)
「軽蔑」に出演したバルドーは30歳少し前ぐらいのバルドー。そりゃもう・・・である。
自分を重ねる作品に敢えてアンナ的な女優ではなく、バルドーを選んだ理由はいかに。


それはそのうちゴダールに聞いてみるとして(?)、
ロジエの作品には、はじけんばかりの溌剌さを振りまく女性達と、
やや斜になりがちな鬱屈した男達との構図が見られるとの考察がある。
とするならば、「軽蔑」当時のゴダールとバルドーは正にそれではないのか・・・?

若かりし日の愛に苦悩する巨匠と、世の男を惑わせた女優。
ロジエの目は二人の何を捉えていたのか。
そのような背景を頭に描きつつ、じっくり考察してみてはいかがか。

もしくは純粋に、バルドーの若き輝きに触れていいのだ。
その見方はそれぞれなのだから。


ほかに、「軽蔑」の出演者ミシェル・ピッコリ(「夜顔」「ここに幸あり」など)、
ジャック・パランス(「シェーン」「刑事ブロンク」など)、
フリッツ・ラング(「メトロポリス」「死刑執行人もまた死す」などを監督)も出演。
ちなみに今年は、フリッツ・ラング生誕120年とのこと。脱線。


(TH)
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