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仙台短篇映画祭2011 9月17日(土)-19日(月・祝)
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映画で世界を感じ、世界と話そう
さて、20日の15:30からの上映、すなわち今年の短篇映画祭の締め括りを示す作品、
それがプログラムI(アイ)「アジアの熱い風~21世紀の短篇映画~」にて上映する
6人の監督のオムニバス作品、「世界の現状 O Estado do Mundo」です。


2007年ポルトガル作品で日本では2008年の東京国際映画祭/アジアの風部門で初上映された後、
東北では今回が始めての上映となります。
なお、その当時には6人の各篇に以下のような邦題がつけられています。
そして当時の上映では、映画評論家 蓮實重彦先生の解説も行われました。


『聡明な人々』   アピチャッポン・ウィラーセタクン監督(台湾)
『片道』      アイーシャ・アブラハム監督(インド)
『ゲルマノ』    ビセンテ・フェラス監督(ブラジル)
『暴虐工廠』    ワン・ビン監督(中国)
『タラファル』   ペドロ・コスタ監督(ポルトガル)
『上海の夜は落ちて』シャンタル・アケルマン監督(ベルギー)


データ上は全体で105分。一つ一つは約15分ほどの作品。
ときて、ワン・ビン監督と言えば、2007年の山形国際ドキュメンタリー映画祭で
グランプリを獲得しましたが、その作品『鳳鳴-中国の記憶』は183分。
この作品、私も山形現地で見ましたが、主人公の鳳鳴さんの30年の回想の語りを
定点カメラでほとんど動かずに捉えたまま3時間、というあらゆる意味で脅威の作品。
そして2003年の同映画祭の大賞を獲得したのは、3部構成・全9時間の『鉄西区』。


さて、「世界の現状」とまずはGoogle検索で入力してみましょう。
映画の情報よりも、貧困・差別・戦争・飢餓を訴えるサイトが
これでもかと視界を埋め尽くし脳に溢れこんでくる。
我々はそのなかで何をするのか。何ができるのか。

映画でできることは限られているとも無限であるとも言える。
ポーランドの巨匠アンジェイ・ワイダ監督は
「歴史を記録すること。それが映画監督の使命だ」と力を籠めて言う。
特に、紛争をはじめとする問題や悲劇の過去を抱える国の監督達の撮る映画は、
その映画の紹介・解説・予告編からしてときに切々と、ときに抉る様に訴えてくる。
信念を持って撮り続け、映画でできることの可能性への信頼が籠められている。


昔、西田敏行さんが、テレビのトーク番組で言っていた。
「映画はね。2時間座っているだけでいろんな経験ができるんだよ。」
淀川長冶さんも言った。
「大事なことは映画がなんでも教えてくれた。」と。

それに倣い、私は映画を見るとき、様々な経験・体験として自分自身の血肉とする。
映画は自分の人生を生きるだけでは絶対にできない経験を、疑似体験できる。
見ることができない世界のことを知ることができる。
自分以外の国、就けない職業、過去の未来の時代、性別、自分と異なる考えetc・・・、
私の人生は不足するものを映画によって補完を試みていく。
(ときにそれを信じすぎて痛い目にもあう。)


「世界の現状」が映し出す"世界"と"現状"とはいか様なものか。
私たちはそこで何を感じ、何を見出すことができるのか。

9月20日、その目で確かめていただきたい。


(TH)
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