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仙台短篇映画祭2011 9月17日(土)-19日(月・祝)
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死の棘。
だいぶご無沙汰してしまいました。お久しぶりです、皆様。

先週から、仙台フォーラムにて「埋もれ木」公開記念として小栗康平監督作品が一挙上映中です。
( ^ー゜)bちなみに、フォーラムでは、短篇映画祭の連動企画として塚本監督特集も予定されています!…閑話休題(^^;) やはり、映画は暗闇に包まれ大画面で出逢うのが最上。このような企画は喜ばしい限りです!
今日「死の棘」を観て来ました。私にとって初めて観た(ただしビデオで)小栗作品であり、「泥の河」未見の現時点で、一番好きな作品です。
何に私はひきつけられるのか。そんなことをぼんやり考えながら観ました。
…夫の不貞を責め立て、心のバランスを崩していく妻。そんな妻に謝罪を繰り返すだけでは足りなくなり、対峙を余儀なくされる夫。そんな抜き差しならない関係がすべて、の物語です。
私は、何より、徹底した「ヘンさ」に惹かれてしまうのかもしれません。痛い、直視に耐えがたい、つらい…と動揺しているうちに、あまりの奇妙さに「笑うしかない」という境地に至ります。今日、他の人たちと観て、「やっぱり笑っちゃうんだ」と安心?しました。忍び笑い(いえ、堂々した笑い)が漏れ聞こえていましたので…。
あまりに重い物語で、深刻に受け止めるにもも限界がある。…その挙げ句、思い切って・思わず?笑っちゃうと、何か吹っ切れたような気持ちになるのです。不謹慎でしょうか…。私は、夫と妻も、どこかで「笑っちゃう」という気持ちを持っていたのでは?とも思いました。そして、なぜか二人がうらやましくもなる瞬間がありました。あそこまで感情をぶつけ合い、かっこわるさをさらけ出し合う…なかなかできることではありません。
それから、今回発見したのは、本作品とつげ義春ワールドの相似性です…!死の棘を漫画化するならば、ぜひつげさんに描いてもらいたいです。
最後におまけ。良識ある方は、二人の子供の行く末が心配になったかもしれません。すでに周知かもしれませんが、息子さんである島尾伸一さんは、写真家として活躍されています。また、「月の家族」(晶文社、1997)というエッセイも出していらっしゃいます。主に、奄美で過ごした少年時代のエピソードが綴られていますが、ご両親についての章もあります。タイトルにも表れているように、どこかしら浮遊感漂う美しい著作です。さらに、これまた蛇足ですが、伸一さんの娘さんである同分野でシマオマホさんもご活躍ですね。

何はともあれ。「死の棘」は必見です!

cma
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