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仙台短篇映画祭2011 9月17日(土)-19日(月・祝)
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ひといきcolumn・育児と映画9~紅葉(もみじ)を模した菓子は、なぜ緑色なのか(「一命」の巻)
小林正樹監督、仲代達矢主演のモノクロ作品「切腹」を観たときの衝撃は忘れられない。竹光の痛み、どす黒い血、人物相関の図と地が入れ替わる瞬間…。だからこそ、三池監督とは言え、本作への不安は少なからずあった。
思えば、三池監督はいつでも分の悪い挑戦を敢えて選んできた。今回は、様々な点でことさらに。個人的には、笑いを封印した点がいちばんの挑戦だったように感じる。前作「十三人の刺客」ではおぞましすぎて笑いを誘った敵役(稲垣吾郎が演じた藩主)も、役所広司演じる家老は、背筋が凍るまでの冷徹さと悲哀を滲ませていた。
さらに今回印象的だったのは、菓子の使い方のうまさ。饅頭をつましく分け合うのは常套として、井伊家で出される紅葉(もみじ)を模した菓子には唸った。秋の菓子である紅葉が、なぜ緑色なのか? 後半その謎が解けたとき、胸が痛くなった。3D、高画質ならではの美しい紅葉(こうよう)が、違った色を醸し出す瞬間だった。
小林版、三池版、どちらが上、どちらが勝るといった比較にこだわらず、今だから表現し得た、新たな物語世界を味わいたい。

cma

※参考までに、の蛇足※
重箱の隅を…という話ですが、赤子の扱いが少し雑でした。孫との対面場面、生まれたてにしては可愛らしすぎました(2ヶ月~?)。せっかくの最も・唯一の幸福の象徴ですから、しわしわで真っ赤な「生命」そのもの!の赤ちゃんだったら…と少し残念に思いました。
また、お食い初め(地域で違いがありますが、生後百日が目安です。)で、主人公は鯛を本当に食べさせていましたが、離乳食にはまだまだ早い3、4ヶ月の子が、大人用に味付けした魚を食べたら大変なことになるかと…。皆様は決してまねしませんよう。

~~~
「一命」2011年日本映画
監督:三池崇史
エグゼクティブプロデューサー:中沢敏明、ジェレミー・トーマス
原作:滝口康彦
音楽:坂本龍一
出演:市川海老蔵、瑛太、満島ひかり、役所広司、竹中直人、青木崇高
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