shortpiece!blog
仙台短篇映画祭2011 9月17日(土)-19日(月・祝)
201705<<123456789101112131415161718192021222324252627282930>>201707
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/--(--) --:--:--| スポンサー広告| トラックバック(-) コメント(-)
塩吹き黒Tシャツの 説得力(山下敦弘監督「苦役列車 」)※高良さん情報つきです※
チネ・ラヴィータでは上映終了してしまいましたが…。
仙台短篇映画祭にゲストとして来場し、「311明日」にも参加してくださった山下敦弘監督の新作「苦役列車」のご紹介です。併せて、とっとおきの情報を! 主人公の友人を演じた高良健吾さん出演の短篇「青梅街道精進旅行」を、今年の映画祭で観ることができます(^O^)/
※16日(日)11時からのDプログラム「沖田修一&守谷文雄 てれてれなふたり」は、「青梅~」を含む三本を上映。しかも、「キツツキと雨」コンビ、沖田監督と守谷さんのトークつきです。この貴重な機会をお見逃しなく!

~~~
のっけから、昭和の匂い。主人公の登場を待つくすんだ町の情景に、素っ気なくクレジットがかぶる。ああ、かつての邦画やテレビドラマのつくりってこうだったな、と思う。その時は最新だったはずのあれこれは、数年たつとあっさり色あせ、古ぼける。そうなると見向きもされない。けれども十年も経てば、「あの頃」を思い出させてくれ懐かしいと再びもてはやされる。…それって、あまりにも安直すぎないか?本当のところ、中身はどうなんだ?と感じることがしばしばある。
本作も、舞台は「かつて」の80年代。主人公・貫太の友人・正二のラガーシャツやスポーツバック、康子のふわふわしたセーターやロングスカートは、確かに当時を彷彿とさせる。
ところが、どうだ。貫太は「今」そのものを生きている。そこらにぬぼーっと立っていそうな存在。きっと、いつ観ても「今」を感じさせるだろう。わしわしと白飯をかきこみ、重い袋を持ち上げる。何より衝撃を受けたのは、彼の黒いTシャツについた白い汚れ。壁でもこすったのか?…と頭をめぐらし、はっとした。白いものは、彼の汗をが乾いてできた塩だ!
汗が塩になるには、汗が乾かない状態が必須。それには、ひっきりなしに汗水流すだけでは足りない。汗を受け止めきれない、吸水が悪く乾きにくい安っぽい布地(最近のドライ機能つき特殊素材ならば起こり得ない!)の服も条件になる。そしてもちろん、貫太は、ろくに洗濯せず、何日も着続け、日々塩を量産しているのだろう。
ダメダメ男の物語をどう結末付けるのか…が途中から気になったが、期待は最後まで裏切られなかった。ドスン!と豪快で軽やかな落下。小説と異なる、映画ならではの幕切れ。鮮やかこの上なかった。
貫太は、今も相変わらず、そこいらをうろついているはず。でもそれは、「一見」に過ぎないのかもしれない。変化は、じわじわと、ある日突然やってくる。

cma

~~~
「苦役列車」:2012年、日本
監督:山下敦弘
原作:西村賢太
脚本:いまおかしんじ
音楽:SHINCO
挿入歌:マキタスポーツ
主題歌:ドレスコーズ
出演:森山未來、高良健吾、前田敦子、マキタスポーツ、田口トモロヲ
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
copyright © 2004 Powered By FC2 allrights reserved
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。