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仙台短篇映画祭2011 9月17日(土)-19日(月・祝)
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column育児と映画:さまざ まな「わくわく」がつま った快作(セバスチャン・グロブラー 監督「コッホ先生と僕らの革命」)
2013年は、この作品でスタートしました。いつぞやの年のスタートは、同じくドイツ映画「飛ぶ教室」。こちらも、ケストナーの原作に負けない良作でした。
年末は、007のベン・ウィショーにニヤリとしつつ…予告の「クラウドアトラス」がかなり気になりました。今年はドイツ・パワーが炸裂?


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よそ者が街にやって来る。彼は新しい風を吹き込み、少年たちは新たな世界へ一歩踏み出していく。…そんな定番の物語を、期待にたがわず爽快に描ききる。年始めにふさわしく、晴れやかな気持ちになった。
本作には、さまざまな「わくわく」が詰まっている。新しい出会い、偏見を打ち砕く価値観、スポーツのおもしろさ、恋の予感、かけがえのない仲間、障害へのチャレンジ。熱血過ぎない好青年、コッホ先生の魅力もさることながら、生徒たちのキャラクター付けもひねりが効いておもしろい。お高くとまったブルジョアの息子が転落し、プロレタリアの少年がサッカーで頭角を現す…のは常套だが、ブルジョアに代わってクラスを引っ張っていくのは、パッと見は冴えない太っちょの少年。彼は中流の工場経営者の息子だ。家業のミシンやボールの脚さばきは苦手でも、アイディアのひらめきやゴールキーパーとしての手腕を発揮し、自信を深めていく。さらには、サッカーボールが商売になると見抜いて試作を指示し、最後は父親さえ彼の言われるままに値段を釣り上げる。親との対立、自立がテーマのひとつになっている中、彼はあっさり親を越え、共に商売に邁進していく。資本主義が台頭していく近現代の流れを示唆しているようで、興味深く感じた。
クライマックスのサッカーゲームでは彼らと共に手に汗握り、エンドロールでは友情を歌う「蛍の光」で余韻を味わう。最後まで押し付けがましさゼロのさじ加減が好ましい。
…それにしても。「グッバイ、レーニン!」の心優しい青年ダニエル・ブリュールが、髭を蓄えた先生をゆったりと演じるようになるとは! ちょっとしみじみした。

cma
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「コッホ先生と僕らの革命」:Der ganz groe Traum、2011年、ドイツ、114分
監督:セバスチャン・グロブラー
製作:アナトール・ニチュケ、ラウル・ライネルト
原案:セバスチャン・グロブラー、ラウル・ライネルト
脚本:フィリップ・ロス、ヨハンナ・ストゥットゥマン
撮影:マルティン・ランガー
編集:ディリク・グラウ
美術:トーマス・フロイデンタール
衣装:モニカ・ヤコブス
音楽:インゴ・ルードビヒ・フレンツェル
出演:ダニエル・ブリュール、ブルクハルト・クラウスナー、ユストゥス・フォン・ドーナニー、トマス・ティーマ
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