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仙台短篇映画祭2011 9月17日(土)-19日(月・祝)
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連載6~逃げ去る映画
映画ジャンキーの私は、定期的に映画館に行き、一本二本と映画にふれないと、身体の調子が悪くなる。気持ちがさわさわする。
そんなわけで、何かと付き合いの悪い私に、ある人がこう行った。
「大丈夫だよ。映画は逃げないから。」
…そっか。と、何だか安心した。時に私は、悲壮感さえたずさえて映画を希求してしまうことがあるので…。
しかし。本当にそうなのか?
冷静かつ穏やかに、疑問に思う。

実は、映画の逃げ足ははやい。封切り作品の絶対的な増加に加え、一週間刻みでタイムテーブルを更新するシネコンが、更に拍車を掛けたように思う。大スポンサーがついた話題(となるべき)作品の対極にあるような映画は、仙台なら2週間が標準。3週間ならラッキー!だ。ちなみに、山形では1週間が標準で、夜の上映があるのは一日だけ…ということも珍しくない。(つまり、勤め人がふらっと映画館に立ち寄る幸福は、かなり限定されている。)
本当は、一本一本、ゆっくりじっくり観たい、と思う。でも「観られるときに観ておかないと」「今観ないと後悔するかも」という思いが立ちふさがり、気持ちを駆り立てる。(観て後悔するのと、観ないで後悔するのとでは、どちらが深いのだろう?)…で、ついついハシゴする。
ところで、「本」についても、同じようなことを言う人がいる。私は、引っ越しのたびに本の扱いにぐったりしてしまうので、最近は極力買わない。図書館が自分の本棚、と割り切っている。でも、その人に言わせれば、「ほしい時に手元にない」のは問題らしい。そして、「これは、と思った本は、その時手に入れておかないと、再会できる可能性は低い」そうだ。
確かに、めまぐるしく変わりゆく本屋のディスプレイを思えば、埋もれ消えゆく本が、いかに膨大であるかは想像に難くない。更にこだわり始めれば、判を重ね改訂されるごとに、本の姿は少しずつ変化していく…。雑誌となると正に期間限定。バックナンバーの入手可能性は約束されていない。そのうえ、本当の意味での「古本屋」もだいぶ少なくなった…(新しくてきれいな古本、を集めた店は増えたけれど)。

かたちある「本」の移ろう運命を目の当たりにする時、かたちを持たない「映画」の運命をふと重ねてみたくなる。本は、映画は、いったい何処に向かうのか…

cma
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